【技術資料】二分器のJIS式と三輪式の違い

粉粒体試料の縮分に利用されている二分器はJIS M 8100に二分器本体の種類、溝の幅等の構造などが比較的詳細に記述されています。弊社では、JIS式二分器のだけでなく、これまでエンドユーザー様の使用実績から生まれた「三輪式」の二分器も製造しております。

二分器のJIS式と三輪式の違い

二分器のJIS式と三輪式の違い

二分器の構成

JIS M 8100では二分器の構成として、二分器本体x1、試料受器x2、試料給鉱容器x1の3種類の器具で構成されており、弊社では「JIS式」の二分器と呼んでおります。一方、「三輪式」の二分器は二分器本体x1と試料受器兼試料給鉱容器x4の2種類の器具で構成されています。

なお、二分器本体はJIS式も三輪式も同じものです。

縮分の操作

いずれも二分器本体上部から試料を注ぎ入れ、下部に設置した2つの受器で受けるという点も操作としては共通しています。

JIS式の良い点

JIS式は規格に準拠している点に加え、二分器本体の試料掃き出し口と試料受器の隙間が小さく設計されているため、舞いやすい粉粒体には適しているでしょう。また試料給鉱容器に持ち手が付いている点が三輪式とは異なります。

三輪式の良い点

三輪式の場合、試料を供給する器具と試料を受ける器具が共通しており、4個付属しているため、受器として2個使用しても供給器として2個使用できるため、連続して大量の試料を縮分したい場合には適しているでしょう。また、長年のご使用を考えた場合には「替えがきく」という点もあるかもしれません。

参考文献

JIS M 8100「粉塊混合物-サンプリング方法通則」日本規格協会 発行

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